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モオツァルト-1

小林秀雄のモオツァルトを読んでいる。
僕はモオツァルトを聞かない。
この本を手に取ったのにはいろいろな経緯があるが、原点は茂木健一郎氏の書いた「脳と仮想」であった。
そこで小林秀雄の名を初めて知り、図書館で講演集を借り、モオツァルトを手に取った。

この本は決して簡単ではないが、難しすぎるということもない。
文面は。
しかし小林秀雄が講演で言っていたことを考えるとやはりこの本は難しいように思う。
小林秀雄は講演にて、作者がどうしてこういう言葉を選んだのか考えれば簡単な本というのはない、と述べていた。
その通りだと思う。
僕はまだ小林秀雄の文章を読んでわかるというだけで、あの人がどういった心持で筆を執り言葉を選んだのかを考える境地には至らない。
作品の底に流れる作者の感情の動きを読み取れるようにならなければ、本を読んだことにはならないんだと思う。

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